浴槽の栓

思ったことを言葉にして残す

「ひとりぼっち惑星」という新しいSNS

数日前から話題沸騰のアプリ「ひとりぼっち惑星」は新しいコミュニケーションの形を示しているのかもしれない。

 

 

このアプリは、放置して一定量ポイントを貯めるとユーザー同士、ランダムで文通を送ることができるものだ。

 

 

似た種のアプリにメッセージボトルがあるがこのアプリは返信が可能、ひとりぼっち惑星は不可能である点が異なる。

 

 

SNSの代表であるツイッターを毎日のように僕も使用しているが、「つぶやき」をしながら、「これはつぶやきじゃないな...」と思うことが多々ある。

 

ひとりぼっち惑星はツイッターに変わって初めてユーザーが「つぶやき」を可能にするアプリだ。

 

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(ぼくも2通だけ書いた)

 

このSNSの特徴

惑星から発信した電波にはアカウントという「住所」がない。

本来つぶやきは2個、3個と並列されないものであるし、まして発信者というタグなど付いていない。

アカウントを持たないことは「つぶやき」に役立っていると思う。

 

また上述した通り返信が不可能である。

ここにおいてようやく我々は相手を想定する必要のない発信ができるのだ。

これは会話、手紙だけでなくテレビも、ネットも成しえなかったことだ。我々は相手を気にせず「つぶやき」ができる。

 

どう使っていく?

このアプリは独特の世界観を持っている点も評価できる。

発信するときにもその世界観に触れざるを得ず、現実から我々は引き離される。

僕だけの体感かもしれないが「つぶやき」に愚痴が少ないような気がする。

これは書こうと思ってアプリを立ち上げた時、世界観に触れてイライラから引き離されるからではないか。

 

触れるだけでイライラから解放されるSNS。 あっ、斬新。

 

また、発信者が見えないことで僕たちは自由気ままに文章を書ける。

ツイッターで「ひとりぼっち惑星で見た文豪」がよく紹介されているのは「自由に」書ける基盤があるからではないか。

 

自由に文章が書けるSNS。(実は)斬新。